うちの3代目うさぎの虎次朗の毛色は、ベージュに黒毛が混ざっています。
そのため爪も黒いので、爪切りにはLEDライトがマストアイテム。
しかし飼育書を見ても「ライトを当てると血管の位置が分かります」「横から当てる」とはよく見聞きするものの、その一文だけで、分かりやすいレクチャーが見当たらない。
素直にそのようにしてもイマイチ良く見えず、「…当てても分かんないなぁ~」と悩む時期が長くありました。
黒い爪の子で切るのが難しいからと、いつもプロにケアして貰っている飼い主さんも多くいるのではないでしょうか?
そこで今回は実際にどのように当てて見れば見やすくて分かりやすいのか、卯月流ですが血管の位置を確認する方法をご披露してみたいと思います。
爪の伸び具合は音でもわかる
うさぎの爪の長さは目で見るほか、慣れてくるとうさんぽの時の足音で気付けるようになります。
「あ、いつもと音が変わってきたな。爪が伸びてきて、爪の先で床をうんと掻いて歩いている感じの音になってる。」
普段から足音にも敏感になっていると良いと思います。
ライトは離して照らすのがポイント
「ライトを(側面から)当てると、血管が分かります」
参考文献:うさぎ関係の色んな参考書とか。「側面から」も書いてある説明があったら、それはまだ丁寧なほう。
嘘だ 絶対に分かんないよ😡。下から?横から?どの位置からどんな風に?
この日本語は読み手に正しい動作をさせるのには情報が少ないんですよ!!(ノ# ゚Д゚)ノ ==== ┻━━┻
まんまやると写真のようになって、血管はおろか爪自体もただただ眩しくて分からず終いでした。
だからずっと当てずっぽうで行うことが多かった
結果出血させてしまう事も……
ゴメン虎次朗…
あくまで卯月流ですが、これが正解!
- 該当の爪の真横にライトを当てる
- ライトは爪にピッタリ付けるのではなく、まず1~2㎝を目安に離した所から照らす
- 飼い主は真上から見ない。斜め上45~60度くらいから見ると、中の血管がきれいに浮かび上がっているのを確認しやすい。
個体によって、ライトをかざす距離は変わってくると思います。5ミリでOKの子もいれば、ほぼくっつけたほうが見える子もいるかも知れない。またお使いのライトにも依るかもしれない。
そのため「離す」ことも視野に入れてライトを横から当て、様々な距離を探ってみて下さい。
因みに卯月が使っているライトは、初代が100円ショップで買ったもの。今はホームセンターで購入した2代目です。
良いのなんて要りません。また細くてちっこいのが最適!
「ちょっとワイドな懐中電灯ならもっとしっかり血管が浮かんで見えるかな?」→いえ、逆です 見えにくかったです。
どこを切るの?
卯月はいっぺんに切らず、ハムをスライスするように数回に分けて切って行きます。
血管の先端が近づいてくると、爪の中心に芯が現れてきます。
しかしそれを目安に出来るほど器用ではないので、あくまでライトで確認した血管の先端から2~3㎜の所でカット終了にしています。
ギリギリで切るプロもいらっしゃいます。ですが自分がそれをすると、うさぎが嫌がること100%でした(;^ω^)。
これまで4羽飼ってきて、うさぎは「…んっしょ!バッツン!」って切られる時の振動も苦手なような気がします。「怖いことだ。怖いことが始まる!」と悟らせてしまうと、抱えたところで大暴れした拍子に骨折に至ってしまう恐れも。それは避けなければなりません💦
だからできるだけ振動を生まないようにしようとしたら、少しずつ切ることが私にはやりやすかったんです。
そんなこんなで「スムーズに作業でき、ほどほどかなと思えるのが血管の先端から2~3㎜の部分」という事で落ち着いています。
うさぎの体勢は?
卯月の場合、選択の順番も細かに記すと
- 前足=①4つ足着地で伏せた座らせ方
②テディベア座り - 後ろ足=①テディベア座り
②4つ足着地の伏せた座り方
が切りやすくて好きです。そのため、
- テディベア座りで後ろ足の爪を切る。またこの座り方でないと切れないムズイ位置の爪をとっとと切る。次に前足の爪を切る。
- うさぎの様子で「伏せ座り」にさせたほうが良くなってきたら、体勢を変え、前足分or前足分の残りを切る
という手順にすることが殆どです。
ご褒美で次に繋げる作戦を
爪切りやグルーミングを頑張ったうさぎには、もれなくご褒美にスペシャルなおやつを贈呈。
ご協力誠にありがとうございました<(_ _)>
またよろしくお願いいたします。
的な。
この日は干したスイカの皮を献上致しました。
爪を放置していると血管も伸びる?
爪が伸びすぎるとかかとや骨に負担がかかってソアホックになる恐れがある事は、飼育書にも良く書かれているので周知のとおり。
過去にうさぎコミュニティーな所で、こんな投稿を見ました。
動物病院にうさぎの爪切りを依頼したが、出血を伴う切り方であったと、どちらかの飼い主さんがレポートしてくださっていました。
うさぎさんは切られるたびに痛がって鳴いたそうです(T_T)
その投稿に対し周りのベテランうさ飼い主さんたちによると、爪が伸びすぎると血管もそれに伴って伸びてくることがあるそうで、もしそうだったのだとしたら、爪の長さを調整するという治療として適切だったのでは との意見が。
なるほど~…そんなこともあるのか。だけど、できればそのような治療は避けたいもの。
また卯月の経験でこんなことが。
「うさぎも診られます」と掲げている動物病院に行ったら、「ソアホック」の単語を知らない獣医師と動物看護士で( ゚Д゚)シマッタヤベェってなって帰ってきたことが。
そんなこんなでうさぎの爪切りは、めんどくさがったり億劫に思ったり、そうそう疎かには出来ないんですね。変な締めだけど(;’∀’)
いかがでしたか?ちょっとは参考になりそうだったでしょうか??
習得するまでは超緊張するし、緊張はうさぎにも伝わってしまうもの。
無理はしなくて良いのです(^-^) 出来そうな爪の色のうさぎさんと巡り会った時・自分が前向きにチャレンジしようと思えた時に、この記事の事を思い出して貰えたら嬉しいです!
それにしても うさぎの爪切りに便利なライトって、どのメーカーも出していないんですよね~。
不思議。作れば売れると思うんだけど( ー`дー´)キリッ
ではでは~マタネッ(^ー^)ノ~~