うさぎに関する勉強・飼育グッズ購入・うさモチーフの手作り雑貨即売会を網羅した「うさフェスタ」。
毎回獣医師のセミナーを聞くことができるのが、大きな魅力の1つでもあります。
そんな中、先日の「うさフェスタ2019秋」で盲腸便についてちょろっとお話が出て来ました。
またその盲腸便のことで、ある日の虎次郎の仕草から「あら」と思ったことが。
そんなわけで、今回は盲腸便についてうさフェスで聞いてきたお話を共有したいと思います!
医療の情報とエビデンスは日々の研究とともにアップデートしていきますから、2019年秋現在の情報として捉えてくださいね。
また記事を進めた先に、兎と一緒に盲腸便が写っておりますことをご了承ください<(_ _)>
盲腸便とは
今回お勉強させて頂いた、横浜の「グローウィングアニマルホスピタル」曽我院長からの再確認事項です。
頂いたプリントの一部と、メモしたことを記載します。
うさぎの盲腸便とは
- 盲腸便は「糞」ではありません
- 盲腸は、必須栄養素を生産する正常細菌叢(そう=くさむら・むらがるの意味)があり、病原菌から守る
- 盲腸便の表面は粘膜で保護されている
- 肛門から直接食糞
- ビタミンB5が非常に豊富
- 食事5時間後に排出されるもの
卯月はつい、盲腸「糞」と呼んでしまっていました。「便」なのですね!
また歴代うさぎのお腹の調子が悪い時、栄養源になる盲腸便が排出されるのが食後何時間後なのか知りたくて調べまくっていた時がありました。
おおよそでも5時間と知っていれば、体調が悪い時に食べているかいないか確認などする時、目安にできそうですね。
【補足】ビタミンB5とは
パントテン酸として知られるビタミンB5は、全ての生命体に不可欠です(1)。全ての生体細胞内全般に含まれる物質であることから、その呼び名は「どこにでも」を意味するギリシャ語の「pantos」に由来します。
ビタミン B5 は、食物(脂肪、炭水化物および、タンパク質)からエネルギーを産生する化学反応のため必要とされる必須の補酵素、補酵素A (CoA)の主成分です。
※NATRI-FACTS「ビタミンB5」よりパントテン酸は、糖質、脂質、たんぱく質の代謝とエネルギー産生に不可欠な酵素を補助する役割をしています。また、コレステロール、ホルモン、免疫抗体などの合成にも関係しています。これらのことから、皮ふや粘膜の健康維持を助ける働きもしています。
※グリコ「栄養成百科」より(令和元年12月7日付)
食糞の姿勢に注目!
うさぎが肛門から直接食べられない時は、「太っていると出来ない」って飼育書に記載されていることも。
しかしうさ飼いの皆様、それだけではなさそうです。
曽我院長からは「この体勢が出来ない時は、腰などに異常が出てきています」とのこと。
勿論100%ではありませんが、もしそんなふしを見かけたらどこかの部位の異常を疑って、一度かかりつけの獣医師に診てもらうと安心でしょう。
「外に出たら食べない」…ことは無いようだ。
いつだったか、兎も診られる獣医師にうさぎの診察をしてもらった時、
と言われたことがあります。(↑獣医師セリフ担当:虎次郎(;^ω^))
単純に疑問に思った卯月は、
とお尋ねしました。
と まぁこんなことがありました。
だがしかし。うちのウサギって何かの気まぐれでちょいっとつまむことがあります。
先月慌てて撮影した写真ですが、この時は「モチャモチャ」って音がして、振り向いたら…
しっかり食べてたんです。
個体差だったり、何かその時の気分とかあるでしょうね。
「外に出たものは食べない」とは、100%言い切れないよぉ~ というお話でした(;^ω^)
大した内容ではありませんが、念のため共有させて頂きました!
寒さが増してきて、お腹の動きが鈍くなる恐れがある季節。
うさぎの体勢をしっかり見極めて、早く対処することで、防げる事柄は多々あります。
あれもこれも、飼い主の腕次第⁉(笑)
皆様、目利きになりましょう(*´∀`)
ではまた~(^_^)/~