うさぎに与えてはいけない野菜「スイスチャード」

スイスチャードの茎

こんばんは 野菜ソムリエの卯月です(__)

このところ、カラフルで映える野菜として人気のある「スイスチャード」。日本では「フダンソウ(不断草)」と呼ばれており、その名は耐久性が強く一年中収穫出来ることに由来しているそうです。また沖縄では「ンスナバー」と呼ばれ親しまれているごくごく一般的な野菜。さらに緑黄色野菜に属し、栄養素が豊富であるうえ茎の色がかわいらしいので、食卓を彩るにもうってつけです。

スイスチャード

  • ヒユ科(アカザ科)でホウレンソウの仲間
  • 緑黄色野菜
  • 主に含む微量栄養素=βカロテン・レチノール(2つともビタミンAに属する)・ビタミンE・K少ないけどビタミンCも含む・カリウム超豊富・カルシウム・リン・鉄・葉酸
  • 但しホウレンソウ同様にシュウ酸含有量が多い(2021年9月現在どのくらいか数値を確認出来ていません スミマセン)
  • ホウレンソウの様なエグミ、また香りやクセは無く、葉も薄く柔らかで食べやすい。

シュウ酸が豊富となると、残念ながらうさぎには与えることは出来ません。

スイスチャードを欲しがるうさぎ
ごめんね、コレはやめておこうね(;^ω^)

しかしながら、例えばホウレンソウのシュウ酸は茹でると含有用の半分以上(結果40%残となる)減ってくれることから、スイスチャードにも同じことが言えます。以前ホウレンソウの件で、横浜のうさフェスにて獣医師の講義で同じ内容を聞いたことがあります。

ホウレンソウのおひたし

そのため「茹でたもの」という条件付きであればさほど気にすることは無いと考えますが、そこまでして与えたいと思う飼い主様はいらっしゃらないでしょうね(*^^*)。

そもそもこのスイスチャード、柔らかいから茹でると言っても… よけい柔くなっちゃって、何だか勿体ない気がします。また茹でればその他の微量栄養素もお湯に逃げてしまいます(βカロテンだけは増える)。

茹でている

そこで敢えて生食で頂き、熱を加えると失われてしまう酵素をそのまましっかり摂取するのはいかがでしょうか(^-^) βカロテンは脂溶性ビタミンだから油と相性抜群。とは言え油炒めで食べても良いけれど、他に脂分・油分を含むおかずと共に頂くだけでOK。吸収率がハンパなく増えてくれますよ。

スイスチャードの小さい葉

ちなみにヒトに対してのお話をしますが、シュウ酸は結石を作る原因の1つとなっています。しかし相当な量を食べないとその恐れもありません。だけどどうしても気になる人は、カルシウムを豊富に含む食品を一緒に摂取することをおすすめします。カルシウムはシュウ酸と結合することによって、体外へ排出させてくれるのだとか。その特徴を利用すると良いですね(*’▽’)

スイスチャードはカラフルでかわいい色の野菜。ついうさぎにも与えたくなりますが、これは飼い主様がウサギを守るための元気を健やかに保つ働きをする食品として、ぜひ摂取してくださいね(^_^)/~!

 


スイスチャードの茎
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