もっと勾玉の魅力を広めたい…
そう願っている、アナヒータストーンズをはじめとする勾玉と天然石のお店を運営する「株式会社めのや」第5代玉人 新宮社長。
「名刺載せてくれても良いです」とまで仰ってくださった社長から、伝授されためのやと勾玉のお話を綴ります。
日本の勾玉職人 貴重な5人は、全員めのや在職
写真:伝承館サイトより
出雲大社のご用品として、また皇室に献上する勾玉の製作を許されているのが、めのや。
117年間受け継いできた技術・技能を持っている、本物の勾玉職人を抱える会社なのです。
2018年7月23日現在日本の勾玉職人は、5名(男性3名 女性2名)。貴重な勾玉職人は全員めのやに集まっています。そして仕上がった勾玉の納品を許される職が「玉人」役職であり、新宮社長はまさにその人なんです。
出雲と勾玉
古代の出雲玉造温泉で、良質な瑪瑙(めのう)が産出されていて、勾玉に加工されていました。ところが平安時代に廃れてしまい、一度姿を消してしまいました。
しかし900年程経った江戸時代の末、出雲地方の湯町村在住だった伊藤仙衛門が若狭めのう細工で栄えた若狭国遠敷村(福井県小浜市)を訪れて、
その技術を学び、かつ若狭から瑪瑙職人を出雲へ招いて技術を伝え、天保4年ごろ出雲に玉造りの技術が見事蘇ったんです。ここからずっと、現在に至ります。
函館~宮崎で出土される古墳時代の勾玉は全て、玉造温泉産のもの。ちなみに、「勾玉が作られた土地の温泉」だから玉造温泉。勾玉の由来のほうが先なのだそうです。
本家本元は『出雲型勾玉』
全体的にぽってりした形してますね。これが元祖勾玉の『出雲型勾玉』っていう名前なんだそうです。
イメージとして尻尾が尖っているもの…
↑これは出雲型勾玉が他所で派生して簡単に作れる『大和型』。出雲型勾玉は製作が難しいんですって。
勾玉の意味とは
新宮社長のお話だと、
「私は“日本で最初のお守り”だと思っています。」
との事でした。
神話や日本書紀、古事記に「健康を守り、邪気・邪霊や災から身を守る」存在で記されている事が所以のようです。
また角のないぷくっとしたその形は、たましいの形 また 赤ちゃんの形であると言われています。
勾玉の効果~「パワーストーン」への懸念
「(勾玉、天然石は)あくまでお守りであり、この石を持っているから必ず願いが叶うというものでは無いです。」
新宮社長は断言なさいます。
有名なスピリチュアルカウンセラーも「天然石は“単なるお友達”」と表現しています。私達も頭では分かって居るんですよね。つい石や何かにすがって頼ってしまう、人間の弱さが出てしまう訳です。
めのやさんは天然石を、「パワーストーン」と呼ぶことをできるだけ避けておられます。だから勾玉は
お守り=背中をちょっと押して貰えるもの、また 心の支え、これを見ると、ふと気が楽になる…という、皆様の暮らしの中にそっと寄り添うそんなアイテムとして欲しい。皆さんの日々が少しでも心地よく感じられ、ちょっと良い感じ…に、愉しく(たのしく)過ごす“彩り”として傍に置いて頂けたら… そんな風にめのやさんは思っています。
株式会社めのや公式サイトはこちら
アナヒータスタイル
実際に勾玉を使ったブレスレット作りって、どんな風にできるのか? 卯月が実際に体験した様子をレポートします(^_^)/~
初ブレス作りの様子はコチラ!