夏が旬の冬瓜。生・焼き・煮込みとあらゆる使い方が出来る食材です。
生の食感は硬めのメロン🍈に似ていて、シャクっとしっかり目の歯ごたえがあります。煮込むと汁をタップリ含んだカブのように、崩れるほど柔らかに。
また味はすっごく淡白で「味が無い」と言っても過言ではないでしょう(´∀`*)ウフフ
栄養面ではカリウムが豊富だから、夏の体のむくみ防止や塩分を上手く調整してくれる働きが見込めるんです。故に体の中のPhを保つ役割を果たしてくれるというわけです。
またあまり聞かない事ですが、カリウムは筋力強化にも一役買ってくれます。とりわけ心筋をサポートしてくれますよ😊
おっと忘れてはいけない、ビタミンC含有量も豊富なんですよ(*´ω`*)
そんな冬瓜、うさぎも大好きです。
料理するとき、皮はニンジンやゴボウなどと一緒にきんぴらにするとエコクッキングになり、微量栄養素摂取が叶います。
でも私たちうさ飼い主としては、皮を干し野菜にして長期保存可能にさせ、おやつにしてみてはどうでしょう。
冬瓜の皮のおやつの作り方
冬瓜を輪切りしたら、外側を少しずつ削いでいきます。
この時リンゴの皮むきの方法だと、少々削ぎにくいからケガしてしまうかも知れませんので避けた方が無難です。
これをうさぎが食べやすいように細長く切って、
ザルに並べて天日干しするだけ!
分厚いから乾くのに時間がかかるかなぁって思っていたのですが、意外と早いんですよ。2,3日でカラッカラになってくれますよ。
ウリ科の食物で苦みがあったら要注意
ウリ科には冬瓜の他にも、ひょうたん(お寿司の具の「かんぴょう」になる)・キュウリ・カボチャ・ズッキーニ・メロンなどがあります。主にこれらのつると果実の付け根部分に、「ククルビタシン」という苦い成分が含まれていることがあります。
通常食用には含まれておらず、もし少々の苦みがあっても問題はないそうで、下茹で処理すればより美味しく頂けます。
「ククルビタシン」は観賞用に含まれているのですが、これを食してしまうと食中毒を引き起こすことが知られています。具体的な症状としては、
唇のしびれ・吐き気・嘔吐・下痢
とのことです。そのため注意が必要です。
「食用には含まれていないから大丈夫」なのに何故注意が必要なのか?
それは
稀に食用と観賞用が交雑してしまい、「ククルビタシン」を含む食用ウリ科植物ができてしまうことがあるから
なのだそう。
だから大丈夫な程度以上に、とんでもなく強い苦みを感じた場合(つる付近に限らず)は、観賞用と交雑して「ククルビタシンを多く含んで育ってしまった食用ウリ科植物」の恐れがありますから、その時は思い切って即処分しましょう!
参照:岡山県ホームページ生活衛生課「激しい苦みのあるウリ科植物にご注意ください」
長野県ホームページ 健康・医療・福祉「激しい苦みのあるウリ科植物にご注意ください」
野菜の自衛
これまで冬瓜を食べてきて、生だと種の近く(ワタのすぐ近く)あたりに軽い苦みを感じることがありました。離れた果肉や外皮には苦みを感じたことはありませんでした。
また冬瓜もカボチャもワタを捨てずに一緒に煮込むと美味しいので、煮物やスープにした時は感じなかった時もあったかも知れませんね。
そんな風に味を確かめながら、うさぎのおやつ作りしてみたわけです。
必要以上に怖がることはありませんよ。ジャガイモの芽だって毒ですから、是非その類の知識として覚えておいてくださいね😊
毒・色素・苦みなどって、植物自体が自分を外敵から守るための手段。
植物は必死に生き残ろうとしているからなのです。
それを思うと、動物だけじゃないんですね。そんな機能を持ちながら、古来から環境変化に対応しながら進化し、生き延びて来たんです。
植物って偉い。これらを上手に頂いて、私たち生かされてますね✨
ではでは うさぎさんと良い時間を~(^_^)/~